FEATURE
Referenceline 7 (RL-7) は、兄貴分のMasterline 7 (ML-7)の基本的構造を踏襲しつつ、新機能を盛り込んだ超高性能小型フォノプリアンプです。
プリリスニングのためにA級のヘッドフォンアンプを搭載し、フロントパネルにあるボリュームノブでコントロール可能。レコードの楽しみ方が一気に広がります。
また、メインとなる出力ゲインは同じくフロントパネルにあるもう一つのボリュームノブで調整可能で、これらのノブは純金に限りなく近い960/1000 pure gold(23.2カラット相当)を使用してハンドポ リッシュ。独特の美しさと高耐久にも貢献しています。
入力モジュールはML-7と同様のゼロオームA級超低ノイズヘッドアンプを採用し、最高のオーディオパフォーマンスと最小のノイズが保証されています。フィルターはすべてパッシブで、RIAAはWIMA製のポリプロピレンフィルムコンデンサーを完全整合させたCR型。これらは0.25%以上の精度で整合させているため、オーダーしたコンデンサーのうち、実際に使うことができるのはほんの一部です。
アルマイト処理された本体と電源部の両方のシャンパンカラーの筐体は、サイドの一部に金メッキ処理(960/1000 pure gold)を施し、HSE SWISSに相応しい高級感を演出しています。
設計者Robert Huber(ロバート・フーバー)氏のこだわりはパーツ一つ一つに絶対妥協を許さないこと。すべてのコンポーネントは氏の長年の経験から判断した「最高峰」のものを自ら手作業で選別し、最高の音質を追求するために各デバイスは2週間かけてエージングを施しテストした上で、ばらつきが最大でも0.1%以下になるように徹底しています。
別筐体の電源部には、スタティックシールド、マグネティックシールドされたカスタム仕様の80VAトロイダルトランスを採用し、低ノイズで安定した電力を供給。
インピーダンスセレクターは、主にOrtofon、Benz、Lyra、XYZ用に最適化されていますが、最大ゲイン84dBを誇るReferenceline 7の幅広いゲイン設定は、出力レベルがどれほど最小であっても、すべてのカードリッジを完全にサポートします。